「マイセカンドアオハル」が“打ち切り”と噂される理由、ご存じですか?放送開始直後から視聴率の低さや演出への批判、さらには主演にまつわるジャニーズ問題が重なり、SNSでは「打ち切りなのでは?」と話題に。特に6話の放送中断は、視聴者の不安を一気に高めました。この記事では、視聴率データや6話の中断理由、さらにドラマが予定通り完結したのかまで、徹底的に検証しています。打ち切り説の背景を整理しながら、実際の放送状況や視聴者の反応、そして誤解の真相を明らかにします。
マイセカンドアオハル打ち切りは本当?現状と真相を徹底解説
実際に「打ち切り」が決まったという公式発表はある?
まず結論からお伝えすると、『マイセカンドアオハル』が正式に「打ち切り」されたという発表は一切出ていません。
SNSや一部メディアで「打ち切りかも」といった憶測が広がりましたが、TBSや制作サイドからは終了時期の変更や、話数短縮などの情報は出ていない状況です。全10話構成の通常放送として予定通りに完結しています。
とはいえ、ネット上で「打ち切り」と言われるには理由があります。視聴率の低迷や番宣不足、さらには番組内容に対する賛否がその背景にあります。
特に開始直後から「打ち切り」のワードが検索され始めたため、検索トレンド上では“打ち切り騒動”のような形で話題が拡大してしまいました。
今のところ、TBSが正式に「打ち切りを決定した」と明言した事実はなく、あくまで一部視聴者の不安や憶測が先行してしまったというのが実情です。
6話の放送中断が「打ち切り説」を加速させた?
打ち切りの憶測が加速した大きなきっかけのひとつが、第6話の途中で突然放送が中断された出来事です。
2023年11月21日に放送された第6話は、北朝鮮によるミサイル発射情報を受けて「Jアラート(全国瞬時警報システム)」が発令され、緊急ニュースが割り込むかたちで放送が中断されました。
このタイミングでSNSでは以下のような混乱が広がりました。
- 「え、これって打ち切りってこと?」
- 「番組表が特番に変わってる!続きはあるの?」
- 「マイハル、途中で終わってしまった…」
本当に「ドラマ自体が終了する」と誤解した視聴者も多く、放送中断=打ち切りという印象を強く残してしまったようです。
ただし、その後すぐにTBSは対応を発表しました。
「第7話の放送枠を15分拡大し、第6話の未放送部分と合わせてスペシャル編集版として放送します」
このように、放送の継続は正式に決定しており、放送事故や編成変更による打ち切りは実際には起こっていません。
マイセカンドアオハル打ち切り理由①|初回から視聴率が低迷
第1話~第2話の視聴率を他ドラマと比較
『マイセカンドアオハル』が「打ち切り」と噂された最大の理由のひとつが、初回から数字が振るわなかった視聴率です。
まずはデータで確認してみましょう。
放送回 | 放送日 | 視聴率(関東地区) |
第1話 | 2023年10月17日 | 5.7% |
第2話 | 2023年10月24日 | 5.1% |
さらに、同じTBS火曜22時枠で放送された過去の作品と比較すると、その差は歴然です。
タイトル | 初回視聴率 |
王様に捧ぐ薬指(2023春) | 7.5% |
夕暮れに、手をつなぐ(2023冬) | 8.0% |
君の花になる(2022秋) | 6.5% |
マイセカンドアオハル | 5.7% |
TBS火曜22時枠は10話完結が定番ですが、この調子で視聴率が下がり続ければ、1〜2話カットして終了する判断が下されるケースもあり得たのが現実です。
初回から2話連続で5%台を切ってしまったことが、早々に「打ち切り」というワードを呼び込んでしまった要因といえるでしょう。
TverやSNSでの人気とのギャップは?
一方で、「視聴率だけで打ち切りを語るのは早計」という声もあります。
地上波の視聴率には、TVerやU-NEXT、TBS FREEなどのネット配信分は含まれていません。そのため、リアルタイムで視聴していない層の存在がカウントされないのです。
実際に、X(旧Twitter)では以下のような声が多く見られました。
- 「TVerで見てるけど、普通に面白いよ?」
- 「視聴率は低いけど、SNSではめっちゃ盛り上がってる」
- 「Xのトレンド入りしてたから、結構人気あるんじゃない?」
TVer再生数やSNSバズは以下のように可視化されにくいため、視聴者側とメディア側で評価のズレが生まれていると言えます。
指標 | 評価に反映されるか |
地上波視聴率 | ◎(主要な指標) |
TVer再生数 | △(一部で参考) |
SNSトレンド | △(話題性あり) |
ネット記事PV | ◯(影響度中) |
したがって、視聴率が低い=人気がないとは必ずしも言い切れません。打ち切り説は数字だけが先行しすぎた結果とも受け取れます。
マイセカンドアオハル打ち切り理由②|ジャニーズ問題の影響
番宣に出演できない道枝駿佑の立場
主演の道枝駿佑さん(なにわ男子)が地上波番組にほとんど出演できなかったことも、大きな影響を与えました。
通常、主演級の俳優はドラマ開始前にバラエティ番組や情報番組で番宣を行い、ドラマの存在を広く周知します。しかし、今回は違いました。
例えば以下の通りです。
- 広瀬アリスさんは『THE TIME,』『Nスタ』など複数番組に出演
- 一方で道枝さんの番宣出演はほぼゼロ
- 番組ポスターやインタビューにも制限があったとされる
ジャニーズ事務所(現SMILE-UP.)をめぐる一連の問題により、広告代理店やテレビ局の間では「起用自粛」の流れがありました。その影響が番宣体制にまで及んでいたのです。
ドラマの顔であるはずの道枝さんが宣伝に出られないというのは、集客力に大きく影響を与えたと考えられます。
ジャニーズ忌避とドラマへの影響とは
「ジャニーズタレントの出演作品を避けるべき」という空気感が、視聴者にも少なからず伝わっていたことも否めません。
過去には、以下のような対応が行われています。
- モスバーガーやアサヒグループなどのCM契約打ち切り
- テレビ局による番組差し替え・キャンペーン中止
- グループ名変更や所属タレントの分社化
こうした業界全体の混乱は、視聴者にとっても「今は見るべきタイミングではないのかも」という心理的ブレーキになってしまった可能性があります。
ドラマの内容とは関係のない外的要因によって、視聴数や話題性が影響を受けるというのは、非常に残念な状況だったと言えるでしょう。
マイセカンドアオハル打ち切り理由③|「つまらない」などの否定的な声
視聴者からの批判的な感想まとめ
X(旧Twitter)やレビューサイトでは、放送直後から辛辣な感想も投稿されていました。
特に多かったのは以下のような内容です。
- ストーリーの動機が浅くて共感できない
- テンポが悪くて大学入学までが長すぎる
- 演出がコメディすぎて違和感がある
実際の投稿例を一部ご紹介します。
「絶妙に面白くない…。演出が悪く感じるし、設定も軽すぎる」
「大学に入るまで長すぎて飽きた。テンポが悪い」
「共感できないキャラクターの行動が多すぎる」
このような声が拡散されたことで「つまらない」という評価が広まり、それが「打ち切りされるかも」という印象につながったのは明らかです。
一方で「意外と面白い」という声も多数
とはいえ、すべての視聴者が否定的だったわけではありません。
SNSを中心に以下のようなポジティブな意見も目立ちました。
- 広瀬アリスさんのコミカルな演技がクセになる
- 道枝駿佑さんの透明感とツンデレキャラが最高
- 30代女性が再出発するストーリーに共感できる
特に以下のようなコメントが印象的です。
「予告より断然面白かった。広瀬アリスの表情に笑ってしまった」
「30歳のリスタートに勇気をもらえた。もっと知られてほしい作品」
「王道ラブコメだけど、意外と深いテーマを描いていて刺さる」
「面白くない」という声と「すごく面白い」という声が真っ二つに分かれていることも、このドラマの大きな特徴のひとつです。
実は6話は本当に「打ち切り」されかけた?Jアラートと混乱の真相
全国瞬時警報システムによる放送中断の影響
2023年11月21日放送の第6話で発生した「放送中断事件」は、打ち切り説を一気に加速させる結果になりました。結論から言うと、これは制作都合による打ち切りではなく、Jアラートによる一時的な中断が原因です。
この日、日本政府は北朝鮮によるミサイル発射情報を受けて、全国瞬時警報システム(Jアラート)を発動。TBS含む各局は、即座に特別報道体制へと移行しました。そのため、『マイセカンドアオハル』第6話は本編途中で強制的に中断される事態となりました。
この突然の中断によって、視聴者の間では以下のような混乱が広がりました。
- 「続きはどうなるの?」
- 「まさかこのまま打ち切りじゃないよね?」
- 「番組表からも消えてる…怖い」
この混乱はSNSを通じて一気に拡散され、「マイセカンドアオハル 打ち切り」の検索数が急上昇しました。中断理由の詳細がすぐに伝わらなかったことも、視聴者の不安をあおる一因となったのは間違いありません。
異例の対応「7話で未放送分を補完」の経緯
中断された第6話の未放送分について、TBSは迅速かつ異例の対応を取りました。翌週11月28日(火)放送の第7話の枠を15分拡大し、そこに第6話の後半を組み込む“スペシャル編集版”として対応したのです。
この編成により、実質的に第6話の「打ち切り」は回避され、視聴者にも続きが届けられました。地上波での再放送は行われませんでしたが、以下のような配信サービスで視聴できるように整備されました。
- TVer
- TBS FREE
- U-NEXT(Paravi統合版)
特にTVerでは、放送翌日以降に「第6話(完全版)」がランキング上位に入るなど、注目を集めました。
このように、制作陣と放送局が迅速にフォロー対応を行った結果、本来の構成や話数に変更はなく完結に向けて進行しました。混乱こそありましたが、「打ち切り」と誤認されただけというのが真相です。
全何話で終了?最終話は予定通り放送されたのか
他の火曜22時ドラマと話数を比較
『マイセカンドアオハル』は、TBS火曜22時枠で放送された全10話構成のドラマとして、予定通りに最終回を迎えました。Jアラートの影響で一時的なトラブルはあったものの、話数の短縮や強制終了といった事実は確認されていません。
では、過去の火曜22時枠の作品と話数を比較してみましょう。
ドラマタイトル | 放送クール | 総話数 |
王様に捧ぐ薬指(主演:橋本環奈) | 2023年春 | 10話 |
夕暮れに、手をつなぐ(主演:広瀬すず) | 2023年冬 | 10話 |
君の花になる(主演:本田翼) | 2022年秋 | 10話 |
マイセカンドアオハル(主演:広瀬アリス) | 2023年秋 | 10話 |
このように、近年のTBS火曜ドラマは基本的に10話構成で統一されています。そのため『マイセカンドアオハル』も、視聴率やトラブルがあったにもかかわらず、放送スケジュールに変更は一切なく、定型通りの最終回を放送済みです。
短縮終了の可能性はあったのか
短縮終了の可能性については、「完全にゼロではなかった」という見方もできます。
なぜなら、初回視聴率は5.7%、第2話では5.1%と下降し、TBS火曜22時枠としては低水準だったからです。また、主演キャストの道枝駿佑さんが番宣に出られなかった影響もあり、宣伝不足が数字に影響したと見られています。
さらに、SNSでは以下のような声もありました。
- 「このままだと7話くらいで終わりそう」
- 「空気感が冷めてるから短縮あるかも」
- 「Jアラートの中断を機にフェードアウト?」
ただし、実際には制作サイドが初期から10話構成を想定していたため、短縮の具体的な動きは確認されていません。TBS側も大きな編集変更を行うことなく、当初の放送スケジュールを貫きました。
視聴率の低迷はあったものの、特別編成や大幅カットなどの「打ち切り的措置」は実施されなかったのが事実です。
結局、マイセカンドアオハルはなぜ「打ち切り」と言われたのか?まとめ
視聴率、ジャニーズ問題、内容批判の三重苦
『マイセカンドアオハル』が放送開始直後から「打ち切り」と言われた理由は、以下3つの要因が重なったからです。
- 視聴率が想定よりも低かった(初回5.7%、2話5.1%)
- 主演の道枝駿佑さんがジャニーズ問題で番宣に出られなかった
- ストーリー展開や演出に対する批判的な意見がSNSで拡散された
このように、制作の中身だけでなく、外部環境やメディア戦略の不全も重なったことで、「このままでは打ち切りでは?」と不安が広がりました。
また、6話のJアラートによる放送中断もタイミングが悪く、「本当に終わったのでは?」という誤解を生んだ背景があります。
つまり、内容・宣伝・放送事故という3つのマイナスが視聴者心理に重くのしかかった結果、「打ち切り説」が根強く語られたという構造です。
それでも支持された要素とファンの声
とはいえ、すべての視聴者がネガティブな評価をしていたわけではありません。
SNS上では以下のようなポジティブな反響も数多く見られました。
- 「広瀬アリスの顔芸が最高に可愛い」
- 「道枝くんのツンデレキャラがハマっていた」
- 「30代女性が人生をやり直すというテーマに勇気づけられた」
中でも「ラブコメにしては深みがある」「思っていたより面白い」という好意的な意見が後半にかけて増加していたことも注目すべき点です。
また、TVerやU-NEXTでの配信視聴が多かったことからも、地上波の視聴率だけでは測れない人気を獲得していたとも言えます。
結果として『マイセカンドアオハル』は、一部で賛否が分かれた作品でありながら、特定の層には深く支持されたドラマでした。視聴率だけで判断せず、作品の本質を見つめ直すきっかけを与えてくれたとも言えるでしょう。
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