王国へ続く道 打ち切り理由4選!本当の原因を徹底解説

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『王国へ続く道』は本当に打ち切られたのでしょうか?SNSや検索結果で「打ち切り」「完結」「更新停止」などの言葉が飛び交い、不安に感じている方も多いはずです。しかし、それらの情報は断片的で誤解も多く含まれています。この記事では、Web小説・書籍・漫画それぞれの媒体における進行状況をもとに、「打ち切り理由」とされる背景を丁寧に解説しつつ、実際の刊行状況や作者の意図まで深掘りしていきます。読むことで、なぜ打ち切りと誤解されやすいのか、そして本当に終わるリスクはあるのかが明確になります。読者の不安を解消するための全情報をまとめましたので、ぜひ最後までご覧ください。

 

『王国へ続く道』は本当に打ち切り?完結との違いを整理

「打ち切り」と「完結」の明確な違いとは

まず前提として、読者が混乱しやすい「打ち切り」と「完結」は、意味合いが大きく異なります。この違いを理解することで、『王国へ続く道』がどちらに該当するのかを正しく判断できます。

打ち切りと完結の違い一覧

分類 意味 読者への影響
打ち切り 予定された内容に到達する前に、人気の低下や売上不振などで連載が強制終了すること 売上不振で6巻で終了した漫画 物語が未完で終わる場合が多い
完結 作者の意図通りに物語がラストまで描かれ、終わること 『鬼滅の刃』など ストーリーがまとまりをもって終了

『王国へ続く道』についていえば、Web小説版は2019年10月に全580話でしっかり完結しています。これは打ち切りではなく、物語を作者が自らの意思で締めくくった形です。

一方で、漫画版や書籍版は完結しておらず連載中のため、現時点では「途中で終わった」と誤解されやすい構造になっています。

なぜ誤解される?読者が混乱しやすい背景

『王国へ続く道』は、「小説家になろう」出身の作品ということもあり、読者の多くがWeb上での掲載状況を基準に情報を判断します。そのため、作品の掲載ページが突然消えたり、更新が止まったりすると、すぐに「打ち切りかも」と感じてしまいます。

実際には以下のような背景が混乱の原因になっています。

  • Web版が一時的に「小説家になろう」から削除された 
  • 書籍版の発売ペースがかなり遅い(平均約1年に1冊) 
  • ストーリーが壮大すぎて完結まで時間がかかる印象を与える 
  • 人気作品だからこそ“完結してしまったのか”と不安になる読者が多い 

このように、必ずしも「作品が切られた」わけではなく、読者側の不安や情報の断片的な把握が、打ち切り説を生んでいるということがわかります。

王国へ続く道の打ち切り理由と噂の真相【実例付き】

小説家になろう本編の削除とR18移行が生んだ誤解

『王国へ続く道』は、かつて通常の「小説家になろう」から突然削除されました。作者・湯水快先生によれば、お色気シーンの内容が運営基準に抵触したため、運営からの指摘で削除せざるを得なかったとのことです。

この削除により、多くの読者が「打ち切りか?」「連載をやめたのか?」と誤解してしまいました。

しかし実際には、削除後すぐに「小説家になろうR18部門」へ移籍して再掲載されています。つまり、物語が途中で終了したわけではありません。今ではR18版で全580話の完結まで読むことができます。

読者視点では「作品が消えた=打ち切り」と見えてしまうため、この移行の説明が不足していたことが誤解の発端になりました。

発売ペースの遅さが読者の不安を煽った

次に、書籍版の発売ペースがかなり不規則かつ遅めであることも、打ち切り説が出回った要因です。

以下は書籍版の発売スケジュールです。

巻数 発売日
5巻 2018年11月22日
6巻 2019年9月21日
7巻 2021年5月19日
8巻 2023年1月19日
9巻 2023年10月19日

見てのとおり、1年〜2年空くこともあるため、更新が止まったと感じる読者が少なくありません。特に最近はSNSで「更新止まってるけど、もう終わったのかな?」と投稿され、それがまた拡散されるという流れができあがっています。

漫画版・書籍版の進行状況と今後の可能性

2025年現在、漫画版は15巻まで発売中で、ストーリーの進行は小説版に比べてやや遅めです。書籍版は9巻まで刊行されており、小説版の第110話あたりまでがカバーされています。

Web小説版は580話あるため、書籍・漫画ともにまだまだ序盤の展開しか描かれていないことになります。

媒体 進行状況 最終到達の見通し
Web小説(R18) 完結済(580話) 全体公開済み
書籍 9巻(約110話相当) 全体の5分の1程度
漫画 15巻(進行はさらに遅め) 完結まで数年単位が必要

つまり、「打ち切りではないが、完結には時間がかかる」状態が正しい理解になります。

なぜ「王国へ続く道」は打ち切りと誤解されるのか?4つの要因を解説

お色気要素による運営からの削除指摘

この作品には、明確なお色気描写が複数あります。主人公・エイギルが複数の女性キャラクターと関係を持つ描写は、「小説家になろう」の通常版ではガイドラインに触れる可能性がありました。

その結果、運営からの指摘を受けて作品が削除され、R18部門に移行する形となりました。

この削除劇が「打ち切りでは?」という疑念を生んだのは確かですが、作品内容に対する規制対応であり、人気や売上が原因ではありません。

長編作品ゆえの「中断リスク」懸念

『王国へ続く道』は全580話にわたる長編ストーリーです。その分、刊行スピードが遅くなったり、先の展開が見えにくかったりするという特徴があります。

長編作品にありがちな「途中で止まる不安」は、過去にも多くの読者が経験しており、「またこの作品も止まるかも」という心理につながりやすいです。

ファンの“完結恐怖症”とSNS拡散の影響

人気作だからこそ、結末を知りたくなる気持ちは自然です。しかし、「まだ終わっていない」という情報より、「完結した」「打ち切りされた」といった断定的な投稿のほうが拡散されやすく、誤解を助長してしまいます。

X(旧Twitter)では、

  • 「もう更新来ないのか」 
  • 「あれ?最終話っぽくない?」 
  • 「ページ消えたけど…打ち切り?」 

といった投稿が何千回と拡散されているケースもあります。

他の「なろう系打ち切り」作品との混同

「なろう系」作品は、書籍化や漫画化しても途中で打ち切りになる例が多く見られます。

代表例としては、

  • 『盾の勇者の成り上がり』の漫画外伝の中断 
  • 『最果てのパラディン』の旧作漫画版が途中終了 
  • 『二度目の人生を異世界で』の打ち切り問題 

このような前例があるため、「またか」というバイアスが働きやすく、『王国へ続く道』もその一つだと誤認されがちです。

打ち切りの可能性はゼロではない?今後のリスク予測

これまでの刊行ペースから読み解く打ち切りリスク

『王国へ続く道』が今後打ち切りになる可能性について、過去の刊行ペースを見ながら検証してみます。

結論から言うと、打ち切りのリスクは完全には否定できません。理由は、書籍版の刊行間隔が非常に不安定であり、1年以上空くことも珍しくないからです。以下は実際の刊行履歴です。

巻数 発売日 前巻からの間隔
第5巻 2018年11月22日
第6巻 2019年9月21日 約10か月
第7巻 2021年5月19日 約1年8か月
第8巻 2023年1月19日 約1年8か月
第9巻 2023年10月19日 約9か月

上記のように、刊行スピードは平均して1年に1冊程度です。さらに、2021年〜2023年の2年超えのブランクは、読者の間に「このまま打ち切りになるのでは?」という不安を広げる原因になっています。

加えて、書籍版はWeb小説全580話のうち、まだ第110話あたりをカバーしているに過ぎません。現時点でようやく5分の1を超えた程度であり、このペースが続けば完結には10年以上かかる可能性もあります

こうしたスローペースが継続すれば、出版社側の判断で途中終了するリスクは現実的に存在します。

読者としては、刊行が続いているうちは希望を持てますが、数年単位で新刊が出ない場合は“打ち切り”の警戒ラインといえます。

人気次第で打ち切りを回避できる?注目すべき指標

打ち切りの可能性を低くするためには、やはり「人気の維持」が最大の鍵になります。では、具体的にどんな指標で人気の有無が判断されるのかを見ていきましょう。

継続の可能性を左右する主要指標

  • 書籍や電子版の売上 
  • コミックスの重版状況 
  • DMMやブックライブでのレビュー数・評価点 
  • SNSでの話題性やシェア数 
  • アニメ化・ドラマCD化などのメディア展開 

とくに電子書籍サービスでの売上は、出版社にとって非常に重要です。たとえばDMMブックスでは、初回90%OFFのクーポンなどがあるため、新規読者の獲得も打ち切り回避に直結するポイントといえます。

また、Web小説やコミックのレビューで「続きが読みたい」「次巻まだ?」という声が多ければ、それが編集部への強いアピール材料にもなります。

つまり、打ち切りの危機を避けたいなら、

  • SNSでの発信を増やす 
  • 電子書籍を積極的に購入する 
  • レビュー投稿で作品の支持を見せる 

こうした行動が、ファン一人ひとりにできる有効な打ち切り対策です。

作者・湯水快先生の発信内容から見る打ち切りの真意

なろう削除の経緯とその後の対応とは

作品が「小説家になろう」から削除されたことに驚いた方は多いかもしれませんが、これは打ち切りや連載終了とは一切関係がありません

削除の原因は、湯水快先生が明かしたように、作品内に含まれるお色気描写がガイドラインに抵触したため、運営から修正指示が入り、結果的に投稿が継続困難になったという経緯です。

しかしその後すぐ、「小説家になろうR18部門」へと移行し、物語は全580話で無事完結しています。R18部門は年齢制限のあるサイトですが、制限があるぶん表現の幅が広く、物語の内容も削除前より自由度が増しています。

このように、作者自身が「継続の意思を持って行動した」という事実があるため、削除=打ち切りと判断するのは誤解にあたります。

5-2. 作者コメントに見る「続けたい」という意思

湯水快先生は、作品削除後に読者へ向けて丁寧な説明をしており、連載を途中で投げ出す意思は一切ないことが読み取れます。

さらに、書籍版や漫画版についても、新刊が出るたびに販促ツイートを投稿している姿勢から、「この作品を完結させたい」という情熱が感じられます。

読者の立場から見ても、以下の点がポジティブな材料です。

  • 作者のX(旧Twitter)での継続的な更新報告 
  • 書籍版・漫画版の継続刊行 
  • 新刊プロモーションへの協力姿勢 

これらの行動は、商業展開が続いている証であり、作者本人が物語を最後まで描き切る意志を持っているという強いメッセージでもあります。

『王国へ続く道』の結末を見届けるには?媒体別ガイド

Web小説版(R18)ですでに完結!全580話の概要

最も早く物語の全容を知りたい方は、R18部門に移行されたWeb小説版を読むのがベストです。こちらは2019年10月に全580話で完結済みとなっており、結末までしっかり描かれています。

Web版の特徴としては以下のとおりです。

  • 小説家になろうR18部門で全話無料公開中 
  • 本編は580話にわたる超大作 
  • 完結後も後日談や余話エピソードが複数追加済み 
  • アクションもエロティックも全開で描写に制限なし 

「最後まで読み切りたい」「続きが気になって仕方ない」という方には、真っ先におすすめできる媒体です。

書籍版・漫画版はどこまで進んでいるか【2025年最新版】

現在の刊行状況を最新情報としてまとめました。

媒体 巻数(2025年現在) Web小説の何話相当か 備考
書籍(ライトノベル) 9巻 約110話前後 完結までの5分の1程度
漫画 15巻 書籍よりも遅め 絵で楽しみたい人向け

書籍版・漫画版ともに完結にはまだまだ時間がかかる見込みです。ただ、しっかりと続刊が出ているため、焦らずじっくり追いたい方には最適です。

続きが気になる人におすすめの読み方と順番

物語の展開を早く知りたいか、それともビジュアル付きでじっくり味わいたいかによって、最適な読み方が変わります。

読者タイプ別おすすめ媒体

  • とにかく結末まで知りたい! → Web小説(R18) 
  • 活字が苦手だからライトに読みたい → 漫画版 
  • 原作準拠でじっくり読み進めたい → 書籍版 

どれから読んでも楽しめますが、一番スムーズな順番は「漫画 → 書籍 → Web小説」です。漫画で大まかな流れを掴み、書籍で世界観を深く理解し、Web小説でラストまで読み切るという流れがおすすめです。

アニメ化の可能性と「打ち切り回避」の鍵は?業界動向から読む

お色気要素がある作品のアニメ化事例

『王国へ続く道』はお色気描写が多いため、「アニメ化は難しいのでは」と考える方も多いかもしれません。

しかし、近年では以下のような作品もアニメ化されています。

  • 『ドメスティックな彼女』 
  • 『終末のハーレム』 
  • 『To LOVEる』 
  • 『なんでここに先生が!?』 
  • 『異世界迷宮でハーレムを』 

こうした実例からもわかる通り、お色気要素があってもアニメ化のチャンスは十分あります。むしろ需要があるジャンルといえます。

人気+ストックがカギ?アニメ化が後押しになる理由

アニメ化が実現すれば、作品の人気が一気に加速し、打ち切りのリスクを大きく下げられます。アニメ化には以下の2つの条件が重要です。

  • ストックが十分にあること 
  • 商業的な人気が一定水準に達していること 

『王国へ続く道』は、Web小説580話、書籍9巻、漫画15巻と、アニメ化するには十分なストックがあります。現在の人気を維持しつつ、電子書籍やSNSでの反響が高まれば、アニメ化による追い風が起こる可能性は大いにあります。

 

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